ご近所の世界遺産

明けましておめでとうございます。

ライターの那須です。

本年も宜しくお願いいたします。

 

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さて、私は年末年始を実家で過ごしました。実家は栃木県日光市。世界遺産となった日光東照宮までは車で約10分ほどの距離。

 

子どものころに、修学旅行や遠足で行ったことがある!という人もいらっしゃると思いますが、私が思うに、やはり歴史的な場所は大人になってから行くべきかと・・・。なぜって、馳せる想いの深さが違います。

 

「総工費は現在の価値で400億円!」

「454万人の名工が集い、約1年半で完成させた」

「馬の小屋に三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)が彫られているのは、猿は馬を病気から守ると信じられていたため」

 

 

などなど、絶対バスガイドさんから聞いているはずなんです。でも覚えていないんですよね・・・。だって、子どもだもの。興味の方向が、おやつとかバスガイドさん自身に向いていて当然ですよ・・・。

 

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大人になってから訪れる豪華絢爛な社殿は、いくら眺めていても飽きることがありません。特に、陽明門には508体もの人物、霊獣、鳥が彫られていて、それらの全てに意味あるそうです。

 

 

 

そこで、必ず耳にするのが「左甚五郎」という名前。この人物については、諸説ありますが、江戸初期の大工、彫物師ということ以外は謎に包まれています。名工を総称して「左甚五郎」と呼んだのではなかろうかという説もあります。

 

 

 

 

 

 

 

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そして、左甚五郎の作品と言えば、やはり国宝である「眠り猫」。眠り猫の彫刻の真裏には、雀が遊んでいる姿が彫られていまして、これは「平和な世の中」の象徴なのだそう。

 

 

 

 

 

 

実は・・・、ここで一つ白状しなければならないことが・・・。年末年始の日光東照宮までの道のりは、県内はもとより、県外からも初詣の人たちで、スゴイ賑わいなのです・・・。いつもなら車で10分ですが、このときばかりは、日光街道がありえないほどの渋滞。そんな場所に、人ごみが苦手な私が行くわけもなく・・・。

 

「え!?じゃ、この写真は以前に撮ったもの?」

 

い~え、ちゃんと、2009年の始めに撮りましたとも。実はですね、東照宮へ抜ける裏道沿いに、日光東照宮の建造物が10分の1に縮尺された模型が展示されている場所があるのです。

 

「なんだ・・・、模型か・・・」

 

と落胆されることなかれ。これはこれで、日本一と称される模型なのです。大正12年から6年の歳月をかけて完成した模型には、現在の価値で1億2千万円が費やされたそうな。本当にあらゆるものがリアルに再現されています。これはこれで、一見の価値があります。

 

 

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では、最後にこちら。私の大好物、三ツ山の練り羊羹。地元の人は誰もが知っています。ちなみに、水羊羹は鬼平(きびら)というお店のものが、私は好きです。

 

もう一つ白状しなくては・・・いやいや、これは模型じゃないですよ・・・。

 

あのですね、このお店、実は日光街道沿いにあります。羊羹のためなら、渋滞に巻き込まれることを苦としない私なのでした。

 

 

日光方面へお出かけの際には、私までご一報を。さすがにガイドはできませんが、美味しいお店情報ならお任せください!

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最終更新:2024/12/16 RSSについて

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