3つの「初」

初めてのブログである。

つまり、「初ブログ」。

ということで、それに因んで、最近経験した2つの「初」について記そうと思う。ややこじつけ的、ではあるが。

一つは「初電動ドリル」もうひとつは「初アマゾン」。

 

では、一つ目の初電動ドリルから、いってみよう!!

 

「ベッドを二段にしてくれ。それで下を秘密基地にする。よろしく」

 

我が息子が突然言った。いつも災難は突然やってくるのである。

だが、そう言われると、「否」といえないのが我が事ながら親馬鹿である。

それで、まずはリサーチと、ララポートとその近くのビビットスクエアに入っている家具屋を見て回り、高さや構造をチェック、もちろんデジカメで撮影もしてきた。

次に、ユニディというDIYショップに行き、材木やジョイント、ネジ、工具をチェック。

 

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材木は2×4のものを使えば意外と安い。一本298円で、それを8本も買えば間に合う。だが、ジョイント部の金具がちょっと高い。一個350円(くらいだった)が最低6涸は必要。それに、どうしても必要なのが、バッテリータイプの電動ドリルだ。これが、ほぼ1万はする。3千円から5千円くらいのものもあるが、それだとやっぱり使い物になりそうもない。

 

どうするか・・・

まあ、しょうがない。一万のやつを買うか。

 

というわけで、ネジなどを含めて1万6千円ほどの出費になってしまった。予想よりだいぶオーバーではある。

 

言い忘れたが、息子は、既にベッドで寝ている。イケアで買ったサイズ可変のベッドだ。(2万3千円くらいだった)だから、そのベッドを載せる台というか枠組を作り、ベッドと一体化する。というのが、今回与えられた我がミッションである。

 

あらかじめザックリ作ってあった図面から部材の寸法を出して、「加工コーナー」で切ってもらい、家にもって帰る。家にもって帰ったが、材木を並べたり、組んでみたりするものの、なかなか始める踏ん切りがつかない。昼飯を食い、一休みして、「やるか!」と気合いを入れて、やっと始めることができた。

 

部材を組み、電動ドリルで穴をあけ、電導ドリルの先端のドリルを外し、ドライバー状のパーツをはめ込み、木ねじを締めていく。その作業を延々と繰り返す。

 

と、書けば簡単そうだが、「初電動ドリル」なものだから、緊張するし、慣れない作業なので妙なところに力が入り、酷く疲れるし、時間も掛かる。汗も随分かいた。

 

その間、逆回転でネジを締めて、煙がでてきたり、寸法が違っていて一度バラして、短く切り、また組み直したり、というアクシデントもありつつ、悪戦苦闘の末できたのが下の写真である。横から押してもビクともしない。

 

我ながら上出来ではないだろうか!!

 

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それから毎週末、電動ドリルマニアになってしまった。

先週末に作った最新作が下のベンチである。

もう少し暖かくなったらここでブレックファーストをとろうと思うのだが、家族のみんなは「やれば」という感じで、極めて冷ややかである。

 

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では次に、2つ目の「初アマゾン」について、いってみよう!

 

それは、1ヶ月ほど前のことだった。最近習慣化してしまったのだが、いつものように、ベッドの上に横になってipod touchでyoutubeを見ていた。おすすめのコーナーに、バイオリンロック、とある。大して意識することもなく、そこをクリックした。

 

それが、ariaasiaとの出会いだった。

一瞬のうちに引き込まれて、ファンになってしまった。

 

曲はgypsy girl。

 

確かにジプシーミュージックを感じさせるちょっと癖のあるバイオリンのフレーズではある。だが、激しいリズムに乗って奏でられているバイオリンの響きは実に繊細でエモーショナルである。ジプシーミュージック特有の「哀しみ」もある。ドッペルが実に見事に弾きこなされている。それにプラス、ロックンロールのスピード、ビートもビンビン感じる。

 

凄いテクニック!凄い歌ごころ!

 

これは、21世紀のパガニーニだ!!

 

パガニーニはヴァイオリンの鬼神と呼ばれ、当時はそのヴァイオリン演奏のあまりの上手さに、「パガニーニの演奏技術は、悪魔に魂を売り渡した代償として手に入れたものだ」と噂されたという。そのため彼の出演する演奏会では聴衆は本気で十字架を切ったり、本当にパガニーニの足が地に着いているか彼の足元ばかり見ていた観客もいたという。それどころか死後に教会から埋葬を一時拒否すらされ、その遺体は各地を転転とする羽目になったほどである。シューベルトはパガニーニがウィーンに来た時、家財道具を売り払ってまで高いチケットを買って(友人の分まで奢って)パガニーニの演奏を聞き(ちなみに、この時にシューベルトが聞いたのが「鐘のロンド」を持つヴァイオリン協奏曲である)、「天使の声を聞いた」と感激したという。

 

以上は、WIKIPEDIAからの引用だが、僕も家財道具を売っぱらってこのバンドに捧げようと半ば真剣に思った。パガニーニが19世紀のヨーロッパを席巻したように、このariaasiaというバンドは21世紀の世界を席巻してしまうのではないか!!!大げさでなく、そう思った。というわけで、youtube上にあるすべて(だと思う)のムービーをダウンロードし、聞きまくった。(見まくった)

 

やがて、ariaasiaのブログにいきつき、そこでDVDとCDのあることを知った。だが、市販はされておらず、アマゾンでしか買えない。

そこで、「初アマゾン」となったのである。「登録」「設定」というネット上に常につきまとう七面倒くさいプロセスを経て、めでたく「初アマゾン」にも成功。驚くべき事に、翌日にはDVDとCDが届いた。今度はそれをmpeg4とmp3に変換してipod touchに入れ、ヘビーローテーション。気が狂ったようにそればっかり聞いている。

 

下の写真がそのDVD。因みに、写真に写っている石は、僕の「石」コレクションのひとつ。仕事で台湾に行ったときに、河原のロケ地で拾ったハート型の石である。ariaに対する僕の気持ちが形になったものとも言える。

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最終更新:2024/09/12 RSSについて

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