2009 年08 月05 日(水) senoo
恩出主水(おんで もんど)
そういえばトライブログで仕事や会社のこと書く人いないなと、ふと思い、天の邪鬼な私は、仕事のことを書くことにしました。テーマは、入ったばかりのオンデマンド機。誰が名づけたか、この新人は恩出主水(おんで・もんど)と命名されました。
この新人、別名700DCPという奴は、FX社のそれ系の仲間たちの中でも一番の下っ端です。選考の際、下っ端ではありながら、画質については同社の先輩たちよりも高い評価でした。まあ好みもあるのですが、きれいな階調とテカりすぎず適度なマット感がオフセットに近い印象を与えるのでしょう。先輩たちのアブラギッシュな感じはありません。
色設定は、FX社とFF社の技術の粋を集めたとういう触れ込みです。FXのカラーは後輩たち(DocuColorシリーズ)相当でなじみのある設定項目と色です。FFはターゲットになる色(オフセット)を決めてそれてに近づけるという感じのようで、色校までやるのならこちらのようです。
で、早速の大仕事がきました。トライ通信16号。厚手のA3コート紙に3面付で両面ワンパス印刷。しかもバリアブル。難易度高っ!
まずはデータの作成。宛名のデータベースからエクセルに書き出し、バリアブルソフトに流し込めるように整えます。つぎに、デザイナーさんからあがったデザインをマスターとバリアブルの部分に分解してレイアウトとります。画像も微調整。今回使うバリアブルソフトは書体で有名なM社のMVPというやつ。バリアブルという言葉は単に可変情報の処理と思われがちですが、それだけならインデザインでもワードでもできます。実際のところ、マスター部分は1回しか処理せず、可変部分のみ全ページ処理するという仕掛けです。ページごとにマスターを処理していては時間がかかってしかたありません。このMVPからPPMLという言語のデータを書き出してやると、そういうデータができます。
で、恩出主水とPPMLは相性抜群。後輩たちでは1時間かけて処理していたデータを恩出主水は10分ほどでやってのけました。結構感動ものです。
あとは、紙の種類や両面印刷の位置の情報を教え込んでやると後は勝手にホイホイプリントされてきます。たまに熱くなりすぎるのか突然休憩をいれることがありましたが、おおむね快調にプリント完了。
新人君なので未知数のところがありますが、扱いは楽そうです。今後活躍してくれそうな予感です。
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