月刊高尾山

 学生時代の友人に誘われ、高尾山にいって参りました。

 

 遠足以来の初登山なので興奮の余りか、100円ショップで大人買いしたガーナブラックのせいか、前日の夜は鼻血などを少々たしなんでおりましたが、当日は本当に「ハレの日」でした。雨男の自分でもこんなことがあるんだなぁと気紛れな秋空に感心してしまうほどに。

 

 途中、財布を忘れて取りに戻ったせいで待ち合わせに30分もの遅刻をして高尾山口駅に到着。

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 さすが登山ブームなだけあって、駅は幕張某所のファミリーセール会場のよう。溢れんばかりのいわゆる「山ガール・森ガール(&マダム、もしくはミセス)」たちがわんさか。男性グループよりも女性グループのほうが多いような印象を受けるほど、高い女子率の高尾山です。
 
 
 ちなみに、自分を含めたメンバー3人ともまったく下調べもなく、道も分からないという完全に山をなめきった俄か登山者であることが落ち合ってから発覚。駅を囲む山を見渡して「これ、どれ登ればいいの?」と互いに言い出す始末です。なので、のっけから登頂まで終始人の流れについていきました。それでも、風情ある登山口をくぐって、木漏れ日があふれる舗装された坂道をのぼっていく途中には、うつくしい山景色や噂にきくハイヒール登山者に出会うことが出来ました。
 
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 坂道を進むこと1時間ぐらいでメンバーの口数も減り、互いに息切れしか聞こえなくなってきたころ、なんだか有名らしい「タコ杉」を見たり、やたらとけばけばしい朱色で塗りたくられた門構えの「薬王院」という寺院を参拝したりしました。
 
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 途中は2回ぐらい休憩を入れて、正午ちょうどにやっと山頂に到着!
 
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と思ったら高尾山口の駅以上の人ごみ…なんだか登頂というより、休日の代々木公園にきたような風景…。とりあえず観光地価格な蕎麦やら定食はスルーしてシンプルにオニギリと同行者の作ってきてくれたおかずで昼食。富士山を眺めながら、やっぱりビールで祝杯を上げて盛り上がりました。
 
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 登頂について休んだら、お酒の勢いもあってか、午後はもう少し足を伸ばして小仏峠まで行ってみよー、ということになりました。少し行くと、登山中に見えた富士山よりもずっと近い富士山がこっちを見つめておりました(お昼を食べるときはこっちのほうがずっといいです。登頂から小仏峠方面に少し歩いたところ)。
 
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 ここからようやく「山のぼりにきたんだー!」という色んな意味でムーディな道が続きます。進むにつれて人も減り(それまで人の後をついてきただけだから)、前日の雨で道はぬかるみ、時間的にもかなりの寒さを感じはじめて、初心者の壁が見えてきたようでした。それでも何とか目的の小仏峠に到着。
 
 
 
 その甲斐あって、こんなにもきれいな秋に出会うことが出来ました。
 
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 翌日からメンバー2人が筋肉痛を訴えてきましたが、まったくなんでもない自分はアウトドアショップにいったり、ネットで次の山を探して本格的な秋の登山の計画を練っております。次回は冬のアルプス越え報告になる予定ですのでこれからもトライを宜しくお願いします。
 
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最終更新:2024/12/16 RSSについて

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