2012 年09 月07 日(金) 横尾
ええじゃないか
電子編集室の横尾です。
6月からトライで正式に働くこととなりました。
日々まわりのみなさまにご指導いただきながら
何とかやっております。
先日、友人の誕生祝いをしました。
「20代最後だし、バンジージャンプがしたい!」
という彼女の夢を叶るべく……
えっ?わたしは飛びませんけど。
というわけで
乗ってきました。
バンジーではなく、富士急ハイランドの「ええじゃないか」
みなさんはもう乗りましたか?
「ええじゃないか」は、いわゆるジェットコースターですが、
座席が前後にぐるんぐるん回転してしまう、
たいへん激しい乗り物です。
世界で最も恐いコースター第2位と言われているそうですよ…。
ちなみに回転数でギネスに登録されているほどです。
富士急に到着して早々に順番待ちの列に並んだのはいいのですが、
緊張のためか、前日の睡眠不足のせいか、
わたしのお腹さんがそわそわし始めました。
待っている間、人々の悲鳴と共に
謎の飛行物体が目の前を猛スピードで通過してゆきます。
それを横目に見ながら、さらに胃は緊張を高めていくばかり。
本気で乗りたくない…と思い始めたその時、
わたしの気持ちが天に通じたのか、
突如、雷と共に大粒の雨が!
ああ、神様!
アトラクションの運転は一時中断となり、
そのまま30分待っても雨は止む気配がなく、
やむなく運転中止となりました。
ああ、めでたしめでたし。
いやいや残念。
ところが
午後になって雨は止み、
先ほどの運転中止のお知らせの後に、
優先券を渡されていたわたしちは、
改めてええじゃないかに乗ることに。
その頃にはわたしの胃も落ち着きを取り戻し、
どんとこい!と思えるようになっていました。
しかし、再度待っている間、午前中よりさらに近くで、
ええじやないかを見ることになったのです。
間近で見るええじゃないかは、轟音、豪速の巨大な何かです。
見つめることしかできないけれど、早すぎて見つめられません。
脳が理解できないのです。
化け物」というのはこんなものを指す言葉なんだろうかと思いました。
わたしたちは、しばしば無言でその時を待ち続けました。
私:ほら、あれに乗るんだよー
脳:?
私:あの乗り物に乗るんだよ!
脳:あれはそもそも乗り物じゃないですよ。
私:あれは乗り物なの!これから乗るの!
脳:何おかしなこと言ってるんですか?
私:あの、だからね…
脳:おっしゃる意味がわかりません。
終わりの見えない押し問答が延々と続きました。
そしてついにその時が!
もう逃げられません。
靴が脱げないよう裸足にさせられ、
胴をがっしり固定されて、いざ出発。
もう、どうにでもなってしまえ。
写真は富士急にある別の乗り物ですが、
イメージです。
怖い!恐い!こわい!
おなかが○×△…!
景色が見えない!…
あ、終わっ……た?
私:ついに乗ったね!
脳:何かあったんですか?
私:だからいま乗ったじゃない
脳:そうだったんですか、はて…。どんなでしたか?
私:すごかったよ、えーとねえ…… あら? 何だったのかしら?
ともかく、
これに乗れたら他のどんな絶叫マシーンにも耐えられるであろうという、
日常に全く役に立たない自信と、
結局「早すぎてよくわからなかった」
というお土産を持ち帰ることになったのでした。
乗ったことのない方、一度挑戦してみてはいかがでしょう?
ちなみに年齢制限があり、60歳までとなっております。
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